ニコワーク® & ちゃぶ台会議
アイズプラスが様々な企業と多くのプロジェクトを推進していく過程で得た知見を元に、プロジェクトのより良い進行・成果や、組織の風土改革・人材開発につながる効果的なツールを開発し、提供しています。
ニコワーク®
※「ニコワーク®」は株式会社アイズプラスの登録商標です。
立場や共通言語の違うチームメイトとプロジェクトを進め、全員が納得できる成果を出すのが難しい。
そう感じている方に使っていただきたいツールが「ニコワーク®」です。
全てのプロジェクトの推進をスムーズにし、有効な成果を出すためのツール!

Objective | 目的 | プロジェクトの目的。何を達成して、 どんな状態になりたいのか。 |
---|---|---|
Outputs | アウトプット | プロジェクトの成果物。達成すると 成果として残るもの。 |
Success Factors | 成功指標 | 成功のための目標やマイルストーン。 成功に向かうプロセス。 |
Timeline | タイムライン | 時間的な指標。いつまでにやるか。 スケジュール(途中経過も含む) |
さらに実際にプロジェクトを進めるにあたっては「どうやって?」「誰と?」を考える必要があります。
目的を共有し達成するために、メンバーで共有したいことを「ニコワーク®」を使って1枚にまとめてみましょう。
こんな時にニコワーク®
- 仕事先やチームとプロジェクトで共に成果を出したい。
- 様々な立場のメンバーと、プロジェクトをスムーズに推進したい。
- プロジェクトの変化・変更・見直しにも柔軟に応じながら成し遂げたい。
ニコワーク®の活用例

Objective | 優秀な新卒人材の採用 |
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Outputs | 求める人材像に沿った人材の○○年度採用○○人 |
Success Factors |
求める人材像定義 社内外アセッサーとの面談評価結果 アンケート結果… |
Timeline | 〇年〇月役員会議発表、〇月面接官セミナー、説明会 |
How | 人事部以外のメンバーの巻き込み、ターゲット大学へのアプローチ… |
ちゃぶ台会議
「ちゃぶ台会議」とは、なつかしくて新しい会議方法です。
小さい頃、皆さんの家には「ちゃぶ台」がありましたか?ちゃぶ台という形でなくても、おそらくダイニングや台所のテーブルで家族が集まって食事をしていたところがあるでしょう。
家族、姉弟、時には親戚や友人が集まり、誰もが自分が最近出会ったことや相談事を話し、はたまたものすごい決意表明をする人もいたでしょうか。
そして、何かを発した人に対してつっこをみを入れたり、励ましたり、はたまた喧嘩になたり、なにかしらの反応があったのもちゃぶ台がある空間だったのではないでしょうか?
そう、ちゃぶ台は、台をかこんだ全員が何かしら発信し、席にいるだれもがそれに対して反応する場なのです。
「さかあがりができた!」「すごいねー、次は何する?オリンピックか?!」
「明日大事なプレゼンがある」「今のままで大丈夫だよ。おいしいもの食べな!」
「彼女とデートだ、どこ行こうか。。。」「やっぱ映画でしょ」「いや、今時はボーリングでしょ、だって・・・」
「○○、だまってないで、ちゃんと考えてあげんのよ!」と、時にちゃっきちゃきのお母ちゃんのしきりでその場が進んでいったり空気がガラッと変わったりします。
コンセプトは、Speak-up, Listen, and Feedback & Advices (全員が発信し、全員が聴く、そして全員でフィードバック&アドバイス!)をすることです。ちゃぶ台についたら誰もが話し、聴き、互いにつっこむ、そしてテーマに沿ってしきっていくのです。
用意すること・もの
テーマ
参加者は全員が事例(意見)をもつ
ポストイットとペン
何をする?
- 集まる
- ファシリテーターがテーマ、時間、流れ、グランドルールを発表する
- 参加者は自分の事例やネタを各自発表する
- 全員が発表者の発表に対してFA(フィードバック&アドバイス)ポストイットに書く
- ポストイットに書いたものを発表、または本人に渡す
- 目的が達成されたかを確認しながら終了(ファシリテーター)
ちゃぶ台会議で何が変わるの
用意してない人がいる 必ず全員発表
発言しない人がいる 必ず全員発言
聴いてない人がいる 必ず全員がFA(フィードバック&アドバイス)
関わってない人がいる 必ず全員が関わる
一人がしゃべりすぎる 全員が話すので配分
時間通りに終わらない しきる人がいる
残るものがない 皆のコメントが残る
自分の意見に自信がない 意見は書いて読む(人の意見に惑わされない)
導入の一例
組織風土調査の結果を受けてチームで風土改革に取り組む企業:
これまでの課題
社員に“風土は自分たちで作る”という当事者意識があまりなく、上司から伝えられたことはやりますというスタンスが多い。
個々の能力は高く、個別でコミュニケーションもとるが、自分の業務を超える視点はない。組織的な力が発揮されず、将来は業務を超えた協業ができるかの危機感もある。これが長年の課題となっていた。
ちゃぶ台を導入の経緯
全社的な風土改革をスタートさせ、まずは各部門から集められたプロジェクトメンバーが自分のコミュニケーションスタイルを把握し、改善させるプログラムに入った。EQ等を取り入れ、自分のことを発表する際に「ちゃぶ台形式」が取り入れられ、プログラムの中で自然にテーマを設定する→事例をまとめる(実行する)
→自分の意見を書く(1分でまとめる)→意見を読む(発表する)→関わる(フィードバックする)のサイクルを何度も繰り返すうちに全員が関わるようになり、意見が活性化された。
現在は
風土調査の結果は、確かに良くなりました!ですが、組織風土改革は継続的に続けるものです。プロジェクトメンバーに肯定的な変化があったことは確かです。
“風土は自分達でつくる”意識と行動が身に付いた彼らは、今後各自がこの変化を組織に広げていくことになります。以前のように「何も話さなかった会議」はなくなり、必ず「発表して誰かの意見にコメントする」が定着しつつあります。【外資系製薬企業】
ちゃぶ台会議導入アンケート
- 全員が参加ができてとても活性化された会議になった。(部門会議での導入)
- 全員が発表と言われて少し緊張したが、雰囲気がとてもよくて話やすかった。
- これがちゃぶ台マジックか、それとも池照マジックでしょうか。(Eqxリーダーシッププログラムでの導入)
- この方式にしてから、それまでは発言があまりなかった若い人も、自分の意見を出すようになった。書かせてから読ませるという手法が自然に身についてきました。(課内会議での導入)
- 池照先生の組織風土改革で取り入れました。プログラム中は自然にできましたし、意見を出すことが前ほど嫌にはならなかったです。
- これから自分達でやっていけるか不安ですが、がんばってみたいです。(管理職研修プログラムで導入)