「つながるワーケーション」をつくる鎌倉1by1ワークショップレポート 自分を、相手を、まちを知る1by1とは!?

「つながるワーケーション」をつくる鎌倉1by1ワークショップレポート 自分を、相手を、まちを知る1by1とは!?

11月20日㈪~24日㈮に実施された、ウェルビーイングな働き方を実践する鎌倉ワーケーションWEEK。アイズプラスはそのワーケーションプログラムのひとつとして、ワーケーションで集まった方々のヨコのつながりを強化する「『つながるワーケーション』をつくる鎌倉1by1ワークショップ」を開催しました。アイズプラス代表・池照佳代が講師を務めた1by1ワークショップの模様を現地からレポートします。

「つながるワーケーション」をつくる鎌倉1by1ワークショップ
日時:11月24日㈮ 14:00~15:00
会場:ANOTHER DAY KAMAKURA(神奈川県鎌倉市御成町4-10)
鎌倉ワーケーションWEEK 公式サイト
https://www.kamakuraworkation.com/

企業・組織が抱えるタテとヨコの関係性強化の課題 

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本日の会場は、若宮大路沿いにあるカフェ併設のワークプレイス、ANOTHER DAY KAMAKURA。参加者のみなさんは鎌倉ワーケーションWEEKの他のプログラムにも参加された方が多く、なごやかな雰囲気で始まりました。
池照「アイズプラスは『心豊かに働くをデザインする』をコンセプトに、EQ(感情知性)をベースとした人材・組織開発やキャリア支援のためのプログラムを提供しています。今日は、私たちが企業や組織で行っている1on1などのEQプログラムのご紹介と、ワーケーションでの出会いを深める1by1プログラムを体験していただきたいと思います」
はじめに、ムードメーター(感情認知のためのツール)を使って「How do you feel?(ご機嫌いかが?)」という簡単なワークをしました。今の自分の感情を把握するために、エネルギーとフィーリングそれぞれに1~10点で点数をつけ、かけあわせた部分の色を確認します。ちょっとお疲れでエネルギーは低いけど、フィーリングはハッピー・ワクワクに近い、黄色や緑色の人が多いようです。

続いて、鎌倉市役所で実施している1on1プログラムについてご紹介。
アイズプラスは2021年度より、鎌倉市役所の管理職層を対象に、よりよい関係性と職場環境づくりを目指した1on1ミーティング研修を行っています。研修は「しる・きく・くむ」の3ステップに徹底的に取り組むプログラムです。
池照「上司が部下に1on1を提供するためには、まず自分を『しる』ことが大切です。自分の特性を活かすことが部下の特性を活かすことにつながるためです。次に、しっかりと『きく』訓練。話すテーマは上司が決めるのではなく、部下がテーマシートから選んで話します。最後の『くむ』は構造化です。鎌倉市では1on1を20分で行っており、短い時間で最大限の成果が出せるように、オープニング・ボディ・クロージングして次につなげるという流れをしっかりと構造化しています。この関係性を強化するための1on1について、非常に効果があったとの嬉しいお言葉をいただいています」

池照「1on1は通常、上司と部下、先輩や指導役から部下といった型で行われますよね。エンゲージメント向上や能力・キャリア開発支援などが目的で、話すテーマは企業や組織によって違います。1on1の他にも、通常の面談や評価面談など、上司と部下の間でする面談はたくさんあります。
ひとりひとりの価値観や働き方が多様化しているこの時代に、こういった上司部下のタテの関係性づくりは組織の軸となります。ですが、様々なクライアントや組織にヒアリングをしていくと、同僚同士や隣の部門の方々との関係性づくりへの着手が不足していることがわかってきました。
そこで、もうひとつのしかけとして、関係性強化1on1の手法をベースに、組織のヨコのポジション同士で実施する1by1プログラムを開発しました。組織のタテの関係性(1on1)に加え、ヨコの関係性(1by1)に働きかけるしかけです」

池照「実は、ワーケーション業界にも類似の課題があります。ワーケーションを実施している地域では、行政または民間のコンシェルジュと呼ばれるハブとなる人たちが活躍しています。地域や企業の情報が聞けるし、知り合いもコミュニケーションも増えるので、とてもいいことです。その反面、関係性づくりをコンシェルジュに頼りがちになっている、ハブになる人が異動した時に関係性が失われてしまう、といった声も耳にします。これはワーケーションの場に限らず企業組織も同じで、リーダーシップの役割を担う人やファシリテーションができる人が失われた時の組織開発の難しさだと感じます。
私たちが提供する1by1は、同僚や協働の可能性がある人とペアになって行うプログラムで、協働や共創の文化を作る、お互いに場やコミュニティを知っていくことが目的です。テーマとして、互いを知る、興味を持つことに徹底的にフォーカスしています。ハブになる人はもちろん、人とのつながりを蜘蛛の巣状に広げていき、本当の意味での協働や共創の機会を増やしていっていただきたいと思っています」

ポイントはまち歩きと#(ハッシュタグ)! 1by1でヨコのつながりを強化する

池照「それでは今日は1by1体験として、1by1プログラムの『しる・きく・くむ』の中の『くむ』ステップを行ってみましょう!」
つながるワーケーションをつくる1by1は、ワーケーションに集まった参加者同士で実施する「自分・相手・まちを知るための対話のしくみ」です。まず2人ペアを作り、テーマシートの中からそれぞれ話題をひとつ選んで、1人目が行き15分、もう1人が帰り15分、往復30分のまち歩きをしながら順番に話します。ポイントとして、相手の話を聞きながら、「この人の#(ハッシュタグ)はなんだろう」「この人の強みや夢中なことをどんな#であらわせられるだろう」と、相手の#を考えながら対話します。♯(ハッシュタグ)とは、その人の強みや得意、そして夢中になっていることなど、その方の話から感じ取れる「その方を表す特徴を表現するもの」です。
本来は会場から鶴岡八幡宮や由比ガ浜までの往復30分コースで行っていただくのですが、今回は体験版として会場の周りを5分ずつ計10分で歩いていただきました。

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1by1のまち歩きを終えて、参加者のみなさんが会場に帰ってきました。どのペアも笑顔が見られ、ずいぶんと打ち解けあえた様子です。さっそくペアになった相手の#の発表と、体験してみての感想をシェアしました。みなさん、思った以上にたくさんの#をご紹介くださいました。

#好奇心 #感謝 #発酵食品 #恵まれた環境 #挑戦 #0→1 #アイデア #特許化 #思いやり #子どもたちと向き合う #感情と心をつなぐ #観光コンシェルジュを目指す #悩みを抱えるビジネスパーソン #真面目なお母さん #カメラ #たちかえる #自然 #日常 #美術鑑賞 #サービスデザイナー ……

1by1を体験した感想(一部)

  • 一緒に散歩をするだけで、相手とのつながりが深まっているような、自然と自分らしく話せるような不思議な感じがした。自分を見つめなおし、相手の新しい一面を発見し、なにかきっかけを生み出す機会として、定期的に1by1をしたいと思った。
  • 人の話を聴く時に、静かな場所で座って聴くことが多いが、今日は歩きながら話を聞いたのが新鮮だった。どこを歩くかでも話す内容がかわりそうなので、いろいろな使い方ができそうだと思った。
  • #をつけることで、その人の特長や長所を拾い出すことができる。パートナーや子どもとのコミュニケーションにも使えると思った。
  • 面談の話を聞いて、1on1といいながら業務報告になりがちだったことに気付いた。相手を信頼し尊重することからスタートして、ヨコの関係を広げるのに1by1を試してみたい。
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池照「たくさんの#が出てすばらしいですね! 鎌倉ワーケーションに集まる方々の興味関心、人に対する好奇心の強さをあらためて感じました。様々な組織で1by1を実施していますが、歩きながら2人で見たものを写真に撮って#をつけてSNSに投稿したり、4人でランチに行って食べたものを撮ってそれぞれのことを#化したりと、いろいろな試みをしています。
知らない人同士で集まって、自分のことを話して、相手の強みを#で問う1by1のプログラムは、どんな人とでも、どんな年齢でも、どんな関係でも効くのではないかと実感しました。ワーケーションに限らず、ぜひ人とのつながりを深めるしかけとして活用してみてください」
今回のワークショップを通じて、ワーケーションにも意図的な出会いと対話を生み出す1by1を導入することで、日本のワーケーションや越境、組織を超えた協業に「つながり」をつくるものになると感じました。ヨコのつながりをつくるしかけとして、多くの方に1by1を活用していただきたいと願っています。
ご参加くださいましたみなさま、どうもありがとうございました!

こちらもぜひご覧ください
松尾市長にうかがいます!「この職場でよかった」をつくる鎌倉市役所1on1ミーティング研修
https://is-plus.jp/features/interview19-1



アイズプラスからのご紹介

アイズプラスでは、EQ(感情知性)を人材開発、組織開発、人事制度設計に導入し、
以下のような組織目的達成のお手伝いをしています。

・企業理念の策定、浸透支援
・リーダーシップ開発/リーダー育成
・ダイバーシティ&インクルージョン/多様性施策構築、浸透支援
・エンゲージメント施策、タレントマネジメント施策構築と浸透支援
・「心豊かに働く」をベースとした人事制度の構築
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