何歳からでもリ・スタート。EQで見つける私らしいキャリアの作り方 #02

何歳からでもリ・スタート。
EQで見つける私らしいキャリアの作り方 #02


女性が社会で活躍していく上で、次のような課題に直面する方も多いのではないでしょうか。子育てでキャリアが中断し、復帰したいが以前と同じ働き方はできないという課題。新たな働き方やプロジェクトにチャレンジしたいが、自分に何ができるのか・したいのか分からないという課題。あるいは、妻や母という役割だけでなく、自分自身として輝く生き方を見つけたい!と望む方もいらっしゃることでしょう。 この記事は、弊社アイズプラスに関わる3人の女性たちが、それぞれの人生の岐路でEQと出会い、EQを活用することで、自分らしく輝きながらキャリアやライフスタイルを再構築していった実例です。女性の活躍がますます期待される新しい時代に、EQを使って自分自身の「感情」に深く目を向け、小さな一歩から行動を変えることで、ぜひあなたも「本当に生きたい自分」を実現してください。



CASE #02 福島恵美子さん(神奈川県在住)

1. EQとの出会い

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私のEQとの出会いは、池照さんとの出会いとも言えます。 2016年夏、友人から「前職でお世話になった方が手伝ってくれる方を探している」と聞きました。しかも場所は隣町の鎌倉、ダブルワークもOKという、私にはとても良い条件でしたので、即応募させていただきました。面接前にホームページを見て、「『EQ』というものがあるんだ! 感情知性? へぇ~、そうなんだ」くらいの理解で面接に臨み、面接時に池照さんからアイズプラス社がEQを主軸とした事業を行なっていることを聞きました。 私は2014年の秋に、神奈川県三浦郡葉山町を生涯の住みかと決め、都内から引っ越してきました。その頃、東京の保険代理店に週3日勤務する生活をしていましたが、葉山から片道2時間ほどかかる通勤も大変なので、引っ越しと同時に辞めようと考えていました。しかし会社に相談すると、交通費もちゃんと出すから続けてほしいと言われ、ズルズルと継続している状況でした。仕事内容もパート社員にもかかわらず労務関連の責任ある内容を任せていただき、充実していました。ただ、保険代理店という業種上、営業の方の入れ替わりが激しく、多い月には100名前後が入社・退職をするという状況だったため、業務をこなすことに精いっぱいでした。 一方で、子どもの頃からずっと犬と暮らしていた私は「葉山に住んだら絶対に犬と暮らす」と決めていました。ご縁があり、保護犬(マギー)を我が家に迎え入れことになり、生活は一変しました。朝5時に起き、海に散歩に出掛けるという、都会で暮らしていた頃には考えられなかったような健康的な生活ができるようになりました。 葉山に移り住んで2年近く経ち、もっとマギーと一緒にいたい、家で仕事ができないかと探していた頃に、池照さんと出会ったのです。


2. EQのアセスメントを受けて、自分自身について分かったこと

2017年に初めてEQのアセスメント(EQI検査)を受けた際の、自分の結果の印象は「丸いなぁ」です。私はアイズプラスでの職務上、EQI検査を受検された方の結果は全て目にしていました。さまざまな結果を見ていましたが、チャートが丸い方はあまりいませんでした。 低めに出ていた素養が「達成動機」と「情緒的表現性」で、「当たってる!」と思いました。高かったのは「気力充実度」「楽観性」で、毎日の生活が充実していましたし、プラス思考だったこともあり、何か目標を立ててチャレンジすることをあえてしていませんでした。また、自分が感じていることを言葉で表現するのは子どもの頃から苦手でした。そのため、周りの方から「何を考えいるか分からない」という印象を持たれることも多かったかもしれません。


3. EQを意識して行動を変えた

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実は、私は受検後すぐにEQを意識した行動はしませんでした。その時は自分の中に、明確な課題やありたい姿が描けていなかったからです。 年間1,000件ほどのEQI検査結果を拝見します。素人なりに、見れば見るほど一人として同じ結果はなく、次第に「EQって面白い! このデータを読み解けるようになりたい!」という願望が出てきました。そこで2018年の年末に、来年の目標として「プロファイラーの資格取得」を決意しました。久しぶりの新たなチャレンジに不安もありましたが、ワクワクする気持ちだったことを覚えています。


4. 行動を変えたら、状況が変わった

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2019年、プロファイラー資格取得のため、2ヶ月にわたり計4日間の養成セミナーを受講し、EQについて深く学びました。さまざまな職業・年齢の方とご一緒し、脳が沸騰しそうなほど濃厚な4日間でしたが、何より「学ぶ機会」を得たことに喜びを感じました。 受講前に、約2年ぶりに2度目のEQI検査を受検しました。若干、行動量が増えたものの大きな変化はありませんでした。相変わらず「達成動機」と「情緒的表現性」が低く、自分が開発したい素養を決めて自己開発することがセミナーの宿題でもあったので、以前から苦手と感じていた「情緒的表現性」を高めることに取り組みました。 実施したことは「主人に1日5回、感謝の言葉を伝える」というもの。簡単なようですが、これがなかなか難しいのです。池照さんのセミナーの中でも「挨拶と事実は伝えているが、想いを伝えている方は少ないと思います」という言葉にうなずく方が多いのですが、まさに私です(笑)。特に日本人は人前で感情をストレートに出すことを抑える傾向にあり、私も自分の気持ちを掴んでいるものの、言葉で表現するくせづけができていません。生涯に渡っての課題のつもりで、現在も継続して取り組んでいます。 プロファイラーの資格取得を決めたと同時に、都内への通勤を辞めることを決意しました。週3日とはいえ往復4時間の通勤で心身ともに疲れてしまったせいもあります。そしてそれ以上に、ルーティンワークではなく、池照さんをはじめ、アイズプラスのメンバーともっと一緒にEQに携わる仕事をしたいという想いがあったからです。それからはダブルワークを辞め、ほぼテレワークの生活となりました。2020年に入りコロナという想定外の事態となりましたが、家にいるのが大好きで、しかも愛犬の隣で仕事ができるという現在の働き方は、私にとって理想そのものです。テレワークが一般的ではない頃から、このような働き方を認めてくださった池照さんには感謝しかありません。


5. EQが私にもたらした影響

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2度目のEQI検査結果では、「セルフ・エフィカシー」「自主独立性」「柔軟性」のスコアが上がっていました。 前職がルーティンワークであったことも要因の一つだったのかもしれませんが、その頃より主体的に物事に取り組めるようになり、妙なこだわりが若干ですが減って、人の意見を聞けるようになったように感じます。 プライベートでは、時間と心に余裕ができたことで、保護犬団体のボランティアを始めました。1ヶ月ほど保護犬を預かるボランティアをしましたが、結果的に手放せなくなり我が家の子として迎え入ることに。また、集団行動が苦手だったため、今まで避けてきた団体競技(6人乗りのアウトリガーカヌー)を始めました。昨年は、仲間と一緒にハワイ島までレースに行くという、以前の私からは想像しなかったようなことにチャレンジしています。これらは、ノーブルゴール(私はこういう人間でありたい、という明確なイメージ)を追求するための一歩として、「達成動機」を高めるために新たにチャレンジしたことです。仕事とは全く関係のない方々と同じ目的を持ち行動することで刺激をたくさんいただき、日々の生活がより充実したように感じます。


6. これからの夢や目標

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日本ではまだまだEQの認知度は低いので、より多くの人にEQを伝えるためにいろいろなことにチャレンジしていきたいと思います。アイズプラスのメンバーとして、ホームページ・SNSでの広報や記事作成を積極的に行い、他のメンバーが担当しているE Q普及活動との相乗効果を生めればと考えています。そのための伝え方として、文章の書き方も継続的に学んでいきたいです。また、今年から始めたEQ入門セミナーも続けていけるよう、企画を考えていきたいと思います。 プライベートでは、保護犬ボランテイアは私のライフワークとして取り組み、昨年のハワイのレースに出場していたおじいちゃん・おばあちゃんのように、海仲間たちと80歳を超えても元気に楽しく漕いでいきたいと思っています。そのためには心身ともに健康であることが大切なので、さらなるEQへの探究を深めていきたいと思います。


アイズプラス代表 池照からのコメント

葉山の海から見る富士山は、心震える美しさです。「大好きな土地で、大好きな犬と家族との時間を大切にしたい」福島さんから聞いた言葉は、私が多くの人と共にしたい生き方そのものでした。「何が自分を幸せにするのか」という「問い」を常に自らにたてていた彼女は、長時間通勤に費やす働き方にモヤモヤを感じていたのでしょう。最初のEQ検査の結果は、そのモヤモヤをよく表した結果となっていましたね。 私たちは仕事を通し、年間1000人以上の方がEQを通したプログラムでそれぞれのありたい姿に近づくプロセスを支援しています。彼女自身がEQに興味をもって自身でも取り組み始めてからの行動の変化には、そばで見る私も目を見張るものがありました。ご自身の感情に正直に、より大切なことや人との関係づくりに積極性が増し、日々「何が自分を幸せにするか」を問いながら丁寧に暮らす彼女は、私の憧れであり、尊敬するビジネスパートナーです。 「幸せ」「成果」「達成感」などなど、毎年ご一緒する1000人の方々には、1000通りの「問い」があります。1000人が一度に納得するような明快な答えは存在せず、そこには1000通りの「感情」への気づきとチャレンジがあるのみです。そんなチャレンジに伴走し変化をご一緒できる私たちの仕事は、役得そのものです。誰もが自らの「問い」に対して探求を続けること自体が、「問い」の答えに近づくことになることを、私は福島さんの真摯な姿勢と取り組みから教えてもらいました。 日本にはもっと多様で柔軟な「問い」があるはずです。そんな多様な問いに、これからも寄り添って探求支援をしていきましょう!

何歳からでもリ・スタート。
EQで見つける私らしいキャリアの作り方 #01
https://is-plus.jp/features/interview08




アイズプラスからのご紹介

アイズプラスでは、EQ(感情知性)を人材開発、組織開発、人事制度設計に導入し、
以下のような組織目的達成のお手伝いをしています。

・企業理念の策定、浸透支援
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