日経BP社に新しい書評がアップされました!
→池照佳代の人事・人材育成担当者が読んでおきたい本
今月は、為末 大著の『Winning Alone(ウィニング・アローン) 自己理解のパフォーマンス論』です。
著者の為末氏は、選手時代にコーチをつけないスタイルを貫いて、スプリントの世界大会で日本人として初めてメダルを獲得し、オリンピックに3大会連続で出場している。
この書籍は、トップアスリートが世界の頂点を目指す過程において、著者自身が「心」「身体」そして「自分自身」について振り返り、パフォーマンス発揮のために積み重ねた観察を丁寧に言語化したものだ。
先行き不透明ななか、強制的にリモートでの孤独な仕事環境下になり、より成果を期待されるビジネスパーソンは「何」が自分自身のパフォーマンスとなるか、そして「どうすれば」それがパフォーマンスとして発揮されるのかを、実験を繰り返しながら見極めていく必要がある。
自分軸でパフォーマンスを出すことを意識される方なら、すべてのビジネスパーソンにお薦めしたい一冊です。
【お知らせ】
2014年8月から今回まで81冊の書籍紹介を担当させていただきましたこのコーナーも、今回が最終回となりました。
長きにわたり、お読みいただきましてありがとうございました。